ワーホリの年齢は「30歳以下」で、31歳の誕生日がどう関わるか:4か国の政府ページで確かめた
この記事のまとめ
- 日本の国籍で申請するワーホリは、オーストラリア・カナダ・ニュージーランド・イギリスのどの国も、公式ページでは「18〜30歳」と書かれている。
- オーストラリアは「申請の時点」の年齢で見られ、締め切りは31歳の誕生日の前日の深夜(オーストラリア東部時間)で、誕生日当日の申請はできれば避けるよう公式ページが書いている。
- カナダはプロフィールをプールに登録する形で、31歳になる誕生日の前に招待(ITA)を受ければ、年齢の審査は通ったとみなされる。
- イギリスは「申請時に30歳以下」で、ビザの開始時に30歳を超えていてもよいと書かれている。
- ニュージーランドは「18〜30歳」と書かれているが、年齢をいつの時点で見るかは確認した公式ページに書かれていなかった。
ワーホリの年齢条件は、日本の国籍で申請する場合、オーストラリア・カナダ・ニュージーランド・イギリスの公式ページのどれを見ても「18〜30歳」です。「30歳の誕生日まで」ではなく、30歳の間は範囲に入ります。ただし、いつの時点の年齢で見られるかは国ごとに書き方が違うため、この記事では各国政府の公式ページの原文を確かめて、国別に整理しました。
外務省のワーキング・ホリデー制度のページは、確認に使ったアクセスが拒否されて開けませんでした。そのため、この記事の年齢の数字は、受け入れ側の各国政府の公式ページだけを根拠にしています。
「30歳」の数え方:31歳の誕生日が分かれ目
「30歳の誕生日までに」と考える人が多いのですが、各国の公式ページが書いているのは「18〜30歳」「30歳以下」という範囲です。30歳の誕生日を過ぎても、31歳になるまでは年齢の範囲に入ります。
日付の例で見ます。誕生日が6月15日の人は、その年の6月15日に30歳から31歳になります。年齢の範囲に入るのは、この31歳の誕生日の前までです。どの時点の年齢で見るか(申請か、招待か、ほかの時点か)は国ごとに違うので、次の表と各章で確かめてください。オーストラリアは締め切りの時刻をオーストラリア東部時間で決めていて、誕生日当日の申請はできれば避けるよう案内しています。日にちに余裕を持って考えるほうが安全です。
国別の年齢条件(日本の国籍の場合)
| 国 | 公式ページの年齢 | いつの時点の年齢か |
|---|---|---|
| オーストラリア | 18〜30歳 | 「申請の時点」と明記 |
| カナダ | 18〜30歳(両端を含む) | 31歳の誕生日の前に招待(ITA)を受けたか(下で説明) |
| ニュージーランド | 18〜30歳 | 確認したページには書かれていなかった |
| イギリス | 18〜30歳 | 申請時に30歳以下。ビザの開始時は18歳以上で、30歳を超えていてもよい |
確認した日はすべて2026-11-07です。ほかの協定国の年齢は、この記事では確認していないので載せていません。
オーストラリア:31歳の誕生日の前日の深夜が締め切り
オーストラリア内務省のページには、年齢について次の内容が書かれています。
- 申請の時点で、パスポートの国ごとの年齢の範囲に入っている必要がある。日本は18〜30歳。
- 31歳になる前(35歳までの国は36歳になる前)に、オーストラリア東部の標準時または夏時間で申請する。申請の締め切りは、31歳の誕生日の前日の深夜(原文は「midnight AEST/AEDST the day before your 31st birthday」)。オーストラリアの外から申請する場合も、この時刻で数える。
- オーストラリア東部時間は、時差のため、自分の国で誕生日が終わる時刻とは違う。
- 誕生日当日の申請は、できれば避ける。
- 30歳で申請して、決定の前に31歳になっても、ビザを付与できる。ほかの条件はすべて満たす必要がある。
時差の点は、公式ページ自身が注意しています。締め切りの時刻はオーストラリア東部時間で決まるので、日本の日付だけで数えると、ずれることがあります。締め切りの当日まで待たず、余裕のある日に出すのが無難です。
同じページには、オーストラリアの外からオンラインで申請すること、申請の時と審査の決定の時にオーストラリアの外にいることも条件として書かれています。また、申請が多いことへの対応として処理の期間をならしていて、平均の処理期間は約3か月の見込みであること、ビザが下りるまでは航空券の予約や旅行・仕事・勉強の約束をしないことが案内されています(2026-11-07時点のページの記載)。
カナダ:申請の日ではなく、招待を受けた日が分かれ目
カナダのIEC(International Experience Canada)の国別のページでは、日本の国籍の人のワーキング・ホリデーの年齢が「18〜30歳(両端を含む)」と書かれています。同じページには、日本の国籍の人はIECに2回参加でき、1回あたり最長12か月であることも書かれています。
プロフィールがプールに残る期間は、IECの「How the pools work」のページに、次のどれかまでと書かれています:就労許可の申請への招待(ITA)を受けるまで、シーズンの終わりにIRCCがプールのすべてのプロフィールを外すとき、IECの資格がなくなるとき。年齢の条件を満たさなくなる誕生日が来ると、資格がなくなるので、プロフィールはプールから外れます。
なお、IRCCのヘルプセンターの年齢についての回答(更新日2026-11-03)には、プールに残る条件として「プールに入って365日」も挙げられていますが、「How the pools work」のページ(2026-10-19の版)の条件には、365日は書かれていません。
年齢の見方は、IRCCのヘルプセンターに次のように書かれています。
- 誕生日の前にワークパーミットの申請への招待(ITA)を受けた場合は、年齢の審査は通ったとみなされる。
- 誕生日の前にカナダへ入国する必要はない。ただし、ワークパーミットが承認されたら、入国の時に使う通知の手紙(POE Letter)が有効なうちに入国する。
つまり、カナダでは「31歳になる誕生日の前に招待を受けたか」が分かれ目です。誕生日を過ぎると、プロフィールはプールから外れます。招待がいつ届くかは、確認したカナダのページには書かれていませんでした。誕生日が近い人は、プロフィールを登録できる時期を早めにIECの公式ページで確かめておくことになります。
ニュージーランドとイギリス
ニュージーランド移民局の日本向けのページには「18〜30歳で、日本の国籍であること」と書かれています。運用マニュアルにも「18歳以上30歳以下(その協定で別の年齢が決められていない場合)」とあります。ただし、年齢を申請の時点で見るのか、決定の時点か、入国の時点かは、確認した2つのページには書かれていませんでした。この点は、移民局に確かめるか、ビザの申請画面の案内で確認することになります。
イギリス政府のYouth Mobility Schemeのページでは、日本は「18〜30歳」のグループに入っています。年齢は「ビザの開始時に18歳以上、申請時に30歳以下」と書かれていて、18歳になる前に申請してよいこと、ビザの開始時に30歳を超えていてもよいことも書かれています。ページには、日本の国籍の人が抽選に当たる必要があるという記載はありません(抽選が必要と書かれているのは香港のSARパスポートの人と台湾の人でした)。
自分でできること・公式窓口に確かめること
自分でできることは、次の3つです。
- 31歳になる誕生日と、行きたい国の「いつの時点の年齢か」を表に書き出す。
- オーストラリアは31歳の誕生日の前日の深夜(オーストラリア東部時間)が締め切りなので、日にちに余裕を持った日を自分の締め切りに決める。
- カナダは誕生日の前に招待を受ける必要があるので、プロフィールを登録できる時期を公式ページで見ておく。
個別の事情(誕生日が近い、申請後に年齢の扱いが変わるか心配など)は、この記事では判断できません。各国の移民局や大使館の窓口、または公式ページの案内で確かめてください。
次にすること
- 31歳の誕生日をカレンダーに入れ、そこから逆算して、行きたい国の公式ページを開く。
- オーストラリア・ニュージーランド・イギリスは、ビザの申請ページで年齢の扱いを読み直す。
- カナダは、IRCCのIECのページで、プロフィールを登録できる時期を確かめる。
制度は変わることがあります。この記事の内容は2026-11-07時点で確認したもので、最終確認は各国の公式ページで行ってください。
出典(確かめた日)
- オーストラリア内務省「First Working Holiday visa(subclass 417)」(2026年11月7日)
- カナダ移民・難民・市民権省(IRCC)「International Experience Canada: Eligibility by country and category」(2026年11月7日)
- カナダ移民・難民・市民権省(IRCC)「International Experience Canada: How the pools work」(2026年11月7日)
- カナダ移民・難民・市民権省(IRCC)ヘルプセンター「I'm almost too old for International Experience Canada. Can I still apply?」(2026年11月7日)
- ニュージーランド移民局「Japan Working Holiday Visa」(2026年11月7日)
- ニュージーランド移民局 運用マニュアル「WI2.1 Requirements for all working holiday scheme applicants」(2026年11月7日)
- イギリス政府「Youth Mobility Scheme visa: Eligibility」(2026年11月7日)